一般飲食店様や食品事業者様は、お客様に「安全」「安心」「おいしい」を私たちに届けるため、衛生管理の徹底、食材の研究や味の追求など、昼夜を問わず頑張っていらっしゃることと思います. さて、事業者様の中には、最近、『HACCP』(「ハサップ」「ハセップ」といいます.)という言葉を耳にする機会が増えた方がいらっしゃることでしょう. この『HACCP』、その正体は「衛生管理のしくみ」のことです. 実は、HACCP自体は目新しいものではなく、食肉・食鳥、鶏卵、飲料事業者など、「HACCP認証」を取得している事業者もいらっしゃいます. それではなぜ、今になって話題になっているのでしょうか? 昨年、食品衛生法が改正されました. 改正法では、『HACCP』の考え方による衛生管理の仕組みを条文に組み入れ、ほぼすべての食品事業者に取り組みを求めているからこそ、話題になっているのです. なお、改正食品衛生法では 『食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を 管理するための取組』 と記載されます(改正食品衛生法第51条1項2号). |
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『 HACCP 』とは
改正法の施行時期
改正食品衛生法は、平成30年6月13日に公布されました. |
法改正に至る経緯
前回の改正は平成15年(2003年)に行われました. |
改正法の概要(1)
今回の法改正のポイントは、以下の7つです. 1.広域におよぶ”食中毒”への対策を強化 2.原則全ての事業者に”HACCPに沿った衛生管理”を制度化 3.特定の食品による”健康被害情報の届出”を義務化 4.”食品用器具・容器包装”にポジティブリスト制度導入 5.”営業届出制度”の創設と”営業許可制度”の見直し 6.食品の”リコール情報”は行政への報告を義務化 7.”輸出入”食品の安全証明の充実 ( ※ 厚生労働省「食の安全のために 食品衛生法が改正されました」 パンフレットから引用しました.) この中において・・・ ◆ 一般飲食店様が特に留意すべき項目は「2・4・5」です. |
改正法の概要(2)
こちらも厚生労働省「食の安全のために 食品衛生法が改正されました」パンフレットからの引用です. |